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奈良県・五條市の歴史
歴史倶楽部 第79回例会 2003.12.21(土曜)


金剛寺

 


		<金剛寺>
		金剛寺は今から800年前平安朝の文化人小松内大臣、平重盛公により創建された。江戸時代初期から野原城主の畠山義春
		公の菩提寺として復興、奈良朝の末期、宇智の大野に流されてきた光仁天皇の皇后、井上内親王(いがみないしんのう)と
		その子の他戸親王(おさべしんのう)の怨霊を祀る宮寺として、また江戸時代の末から明治時代にかけては、奈良唐招提寺
		の長老の隠居寺、さらには元京都仁和寺、直末の中本寺としての歴史と信仰を有する名刹の古寺でもあり、現在は高野山派
		に属する真言宗となっている。

 



寒い中、けなげに花を付けている「寒桜」の木があった。


		金剛寺の薬師如来は「病気封じのお薬師さん」といわれ,七福神の大黒天とともに「長寿と福を授かるお寺」として神仏合
		体の宮寺以来,祈祷寺として今日に至っている。山門の左側に薬師井戸があり、昔からお薬師さんの「薬師霊水」として、
		お薬師さんへお供えする清浄水「除病延寿」の信仰が得られると伝えられている。寺には先人の文化遺産,民族と郷土の誇
		りとする文化財が山積されていて、中でも寺宝の逸品である紺紙に金銀字交書経巻は,奥州の豪族である初代藤原清衡の筆
		といわれ、平泉の中尊寺へ奉納の平安後期の中尊寺経を始めとして,奈良,平安,鎌倉,室町,江戸,各時代にわたる仏像、
		仏画,経巻,彫刻等,奈良でなくては見られない珍しい寺宝ばかりが保存されている。(と解説にある。)
 

 



 



現住職の奥さんが色々と解説してくれた。ここは花の寺としてのほうが有名で、次回は是非花の季節においで下さい、との事だ。



寺を外から見た光景。白檀の木が高く聳えている。








		大川橋を渡り、天誅組が旗揚げしたという桜井寺を目指す途中に、江戸時代の町並みを残す「新町通」がある。見たかった
		が、桜井寺から金剛の湯を目指したので今回はパスした。パンフレットから一部紹介しておこう。








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