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平群の里を往く
奈良県生駒郡平群町 2004.3.7(日) 歴史倶楽部弟81回例会








		近鉄奈良線を生駒駅でおりて、ここの改札内広場で待ち合わせ。自宅から時間配分を間違えて10時集合の所を9時過ぎに着いて
		しまった。さすがに一番だろうと思ったら、な、なんと服部さんがポツンと立っていた。そうこうするうちみんな集まってきたの
		で、生駒市から平群町を縦断して王寺町までを結んでいる「近鉄生駒線」で、錦織さんの待つ「竜田川駅」へ向かう。この線は、
		以前は北から、元山上口、平群、竜田川の3駅しかなく、全線の南半分は単線であったが、近年大阪・奈良のベッドタウンとして
		開発が進み、駅は10駅、全線複線化が完了している。

 

駅に掲げてある平群町の案内。電車を降りてほどなく、錦織さんが奥さんか娘さんの運転する車でやってきた。

 


		平群町は奈良県の北西部に位置している。生駒郡に属し、矢田丘陵と信貴生駒山脈にはさまれて、昔から「生駒谷」「平群谷」と
		呼ばれてきた南北に長い谷盆地と、その両山系の傾斜地帯に横たわる地域である。北は生駒市、東は法隆寺のある斑鳩町、南は三
		郷町(さんごう)町、西は生駒山脈を挟んで東大阪市、八尾市に接しており、人口は20000人強である。「平成の大合併」に
		よって、近在もどこと合併するかで騒がしいようである。この地は、古代豪族「平群氏」が本拠にした地といわれ、町内には70
		余基の古墳や長屋王墓があるほか、国宝「信貴山縁起絵巻」で著名な信貴山朝護孫子寺、役行者の千光寺など、多くの神社仏閣も
		点在している。古事記、万葉集などにも「平群の山に」などと歌われており、古くから大和朝廷とも深い関係を持つ地域である。
		竜田川に沿って国道168号線が貫通し、椿井橋で斑鳩町竜田と三郷方面へ分かれて、それぞれ国道25号線につながっている。





		今日の例会は、平群に住む錦織さんの案内で上図を巡った。「竜田川駅」を起点に「元山上駅」までの約7,8kmのコースである。
		今回も最後は「かんぽの湯」で温泉に浸り、冷えた体を温めて帰路につく事が出来た。
		下のバナーをクリックして貰えばそれぞれの旧跡めぐりへ飛んでいくが、その概略は以下の通り。

		「烏土塚(うどづか)古墳」・・・・竜田川駅の西にある、6世紀後半築造の前方後円墳。平群谷で最大規模の古墳。
		「椿井井戸(つばいいど)」・・・・笠石仏如来像から、平群神手将軍が物部氏討伐にあたって掘った椿井井戸、宮裏山古墳へ。
		「宮山塚(みややまづか)古墳」・・平群氏を祀った春日神社とその前にある宮山塚古墳。
		「平群(へぐり)神社」・・・・・・「天児屋根命」を祀る平等寺春日神社と、大山祇神を祀る平群神社
		「西宮山(にしのみや)古墳」・・・西宮古墳から中央公園へ。ここで雪と梅の香りの中で昼食。食後、雪の舞う剣上塚古墳へ。
		「ツボリ山古墳」・・・・・・・・・平群町公民館で各古墳からの出土品を見て、つぼり山古墳へ。
		「三里(みさと)古墳」・・・・・・長楽寺を通り、和歌山の岩橋千塚古墳と同じような、横石積み石室・岩棚を持つ三里古墳へ。
		「長屋王墓(ながやおうのはか)」・天武天皇の孫で、「長屋王の変」で有名な長屋王の墓と、その妻である吉備内親王の墓へ。
		「紀氏(きし)神社」・・・・・・・見事な椿の木々に囲まれた紀氏を祀る紀氏神社を見て、さぁ、温泉だ。かんぽの湯へ。

 



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