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歴史倶楽部 第111回例会
出雲王国の痕跡を探して
2006年6月24日(土)・25日(日)


		 
		 今回は山陰の旅である。古参の会員の方の中には一度行った事のある所もコースに入っているかもしれないが、
		 勿論今回が初めての人もあるので、みんなで「古代出雲王国」の存在を検証するにはいい機会である。という
		 のも、青谷上寺地遺跡も妻木晩田遺跡も、われわれが最初に訪れたときはまだ発掘直後で現地も整備されてお
		 らず、出土品もあちこちに点在していた。今回は、両遺跡とも資料館もできているというので楽しみだ。また
		 加茂岩倉遺跡も整備されているようだし、神庭荒神谷遺跡にも博物館ができているという。非常に楽しみであ
		 る。


		 
		 出雲は古代史においては特異な存在である。記紀神話には高天原に抵抗する勢力として描かれ、そして最終的
		 には高天原に屈するのであるが、神話上では筑紫とも大和とも違う異彩を放っている。しかしながら、長い間
		 出雲地方においてはめだった考古学上の発見が少なかった。北九州や大和に比べれば殆ど無きに等しかったと
		 言っても良い。
		 それがここ数年、めざましい発見が相次いでいるのだ。加茂岩倉遺跡の銅鐸。神庭荒神谷のおびただしい数の
		 銅剣。出雲大社の境内から出土した、三本束ねの巨大な心御柱。出雲はいま、古代史の上において「俺はここ
		 にいるぞ!」とその存在を強くアピールしているように思えてならない。

		 尚、ここでいう出雲とは、いわゆる今の島根県地方を中心とした狭義の「出雲の国」ではない事は念頭に置い
		 て頂きたい。この旅は、出雲を中心として広く山陰の大部分を構成していた、一大古代王国「出雲王国」が果
		 たして存在していたのか。存在できたのだろうかという事を検証しているのである。



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		 <日時>: 6月24日(土)25日(日) 8:00AM 千里中央「よみうり文化ホール」前集合
	   	 <行程>: 「よみうり文化ホール」前発 − 中国縦貫道 − C. − 29号線で鳥取へ 
			− 鳥取博物館(鳥取市) − 青谷上地寺遺跡(鳥取県青谷町) − 妻木晩田遺跡資料館
		   (鳥取県淀江町)− 玉造温泉(島根県玉湯町)
		 	玉造温泉 − 玉作り遺跡(玉湯町)− 神庭荒神谷遺跡(島根県斐川町)− 加茂岩倉遺跡
		   (島根県加茂町) − 西谷古墳群 − 出雲大社(出雲市)− 「和鋼博物館」 − 大阪へ
		 <費用>: 会費 一応 30,000円(たぶん戻りがあると思います。)
		 <その他> 降らないとは思いますが、一応雨具はご持参ください。
		 <持ってくる物>: 一泊二日の用意、雨具、防寒具、カメラ、その他
		 <みどころ>: それぞれのHPを参照の事。






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