<南清水古墳 (みなみしみずこふん)>
古墳時代中期の前方後円墳で、墳形は小さな方形の壇状の突出部が作り出された珍しい帆立貝式古墳である。周辺では伊丹市 御願塚古墳が典型的な例として知られている。後円部上には現在素盞嗚神社の社殿が建立されている。南清水はもともと清水 と呼ばれていたが、明治6年に奥川辺の清水村との混同を避けるために南清水村と改称された。 遺跡はいまや古墳の形は保っていない。上に上ってぐるっと周りを歩いてみると、なるほど帆立貝式だったかもしれないなと 推測できるくらいで、聞かなければここが古墳ともわからないかもしれない。