Music: Hey jude
縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館
新潟県朝日村茎太840 〜ダムに沈んだ遺跡群〜
2005(平成17年)10月9日(日)







	渡辺君宅に泊めてもらって、昨晩約束したように、今日は2人が朝日村の奥三面(おくみおもて)遺跡へ連れて行ってくれ
	るというので楽しみだ。しかし朝目覚めて少し二日酔い気味だったので、渡辺君は、「こりゃ石崎は今日は無理だな。」と
	言っていたが、電話してみると「起きてますよ、今日行くんでしょう。」と元気だった。程なくやってきた石崎君と3人で、
	渡辺君の車で朝日村へ向かった。昨日とは打って変わって、カラリと晴れた絶好の遺跡めぐり日だった。しかし昨夜はよく
	飲んだなぁ。

 
上右は、昨夜渡辺君が貸してくれた、どてらとも布団ともつかないような寝具。当然ながら、西日本にはない。
	
	新潟から山形方面に向かって国道7号線を北上する。村上市街で、石崎君が推薦する「最高にうまい」ラーメンを食べた後、
	右折して三面川伝いに三面ダム方面を目指して走る。雄大な朝日連峰の山並みを眺めながら、朝日村を目指して行く。

 


	上右は毎年サケが群れをなして昇ってくる川(つい10年ほど前まで。今はあまり多くないらしい。)として有名な「三面
	川」(みおもてがわ)である。この奥に「奥三面」がある。三面川は新潟県北部の朝日村から村上市を経て日本海に注ぐ澄
	み切った美しい川である。新潟県から山形県にまたがる広大な朝日山系にその源を発し、流域にはいまなお手つかずの豊か
	な自然がふんだんに残っている。この三面川の源流域にある大きな谷の奥で、1万5千年もの間栄えてきた歴史と文化、さ
	らにはそれらのルーツとなった貴重な先史時代の遺跡群が水底に沈んだ。数年前新聞でこの遺跡の記事を読み、ぜひ発掘現
	場を見たいとおもったが、遠く大阪からではそれもかなわなかった。今回機会ができて、一度は見たかった朝日村・奥三面
	を訪ねることができて感無量である。渡辺くん、石崎くん、ありがとね。

 


	10時半頃新潟市内を出て、途中で道に迷ったり、ラーメンを食べたりしながら午後2時頃に朝日村についた。途中左手に
	三面ダムへ行く道があったが、交流館は右手だったので、とりあえず交流館で資料を見てからダムへ行く事にした。





 

交流館周辺の案内図を見る渡辺くん。



 


	◆奥三面歴史交流館◆
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	新潟県朝日村内から出土した考古遺物や民俗資料を展示公開し、特に奥三面地区の奥三面遺跡群からの出土品、後期旧石器
	から古墳時代の歴史を今に伝え、縄文時代の土器や石器、土偶、石棒など多様な出土品が展示されている。奥三面地区には、
	縄文時代からの暮らし、奥三面集落の暮らしがあった。この奥三面歴史交流館では、ダムに沈んだ奥三面遺跡から出土した
	ものを展示し、さまざまなものづくりの体験やイベントを通して、奥三面が残したものを伝えようとしている。2005年
	7月30日、あらたに「縄文の里・朝日」としてニューアルオープンし、周囲の施設などはまだ製作途中であった。
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	開館時間   : 午前9時〜午後4時30分 
	場所       : 新潟県岩船郡朝日村大字岩崩612−118 
	休館日     : 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日) 
	入館料     : 大人400円(320円) 小人100円(80円)  *:( )内は団体料金。縄文体験する場合は、別途料金が必要。 
		    【体験メニュー】 火おこし体験、まが玉作り、土器作り、石器作り、あんぎん織り、ヒヅツ織り
		    (いずれも、ひとり100円−200円程度)
	食堂・売店  : 食堂の営業期間…4月〜11月 ※営業日、期間は変更の場合があるので、電話により確認。
	問い合わせ  : 奥三面歴史交流館 TEL:0254-72-1577 Fax:0254−60−2025
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体験交流室で、渡辺くんが100円払って「火起こし」に挑戦している。

 

 

 

通路の両側に並ぶ出土品。この先が展示館になっている。

 

 

 

 

 

 





	交流館の周りでは、まだ各種施設の整備中だった。芝生も根付いていないし、竪穴住居も屋根葺きの真っ最中である。今か
	ら整備されて次第に三面集落のメモリアル資料館になるのだろう。しかし、ここは日本人全体にとってもメモリアルなのか
	もしれない。



まるで陶棺のような建物はすこぶるユニークだ。








	アチヤ平遺跡にあった環状配石(ストーンサークル)の復元。縄文時代後期約4,000年前。長さ40〜60cmくらいの大
	きな石が丸く並べられ,直径は約6mほどである。
 




この復元住宅はどこの遺跡のものかはわからなかった。









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