Music:Please Mr.POSTMAN
歴史倶楽部例会 第154回例会
大唐皇帝陵展 & 講演会
2010.05.30(日)
奈良県立橿原考古学研究所・附属博物館

第154回例会 橿原神宮そば、橿原考古学研究所附属博物館で見学・講演会
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日時 : 平成22年5月30日(日曜日)
集合 : 近鉄橿原線「畝傍御陵前」駅 AM9:30集合
持参 : 弁当、防寒具、雨具(付近にコンビニはありませんので、必ず弁当は持参して下さい。)
道筋 : (大阪組)08:16出発09:17 到着時間:1時間1分(乗車49分、ほか12分)片道780円
JR大阪 08:16〜08:32 7駅 JR大阪環状線外回り・京橋・鶴橋方面
鶴橋 08:38〜09:08 3駅 近鉄大阪線区間快速急行・青山町行 大和八木 09:14〜09:17 2駅
近鉄橿原線急行・橿原神宮前行 畝傍御陵前駅
(奈良組)08:46出発09:29到着時間:43分(乗車39分、ほか4分)片道480円
近鉄奈良 08:46〜08:51 2駅 近鉄奈良線急行・大阪難波行 大和西大寺 08:55〜09:29 15駅
近鉄橿原線・橿原神宮前行 畝傍御陵前駅
見所 : 午前中。橿原考古学研究所附属博物館で、「大唐皇帝陵展」を見て、午後究講座を聞きます。従って、
お昼は少し早めに。終わって時間なければ、郭公さんご推薦の神武丸山陵には行けないかもしれません。
●研究講座
橿原考古学研究所1階講堂 午後1時〜午後4時(正午開場) 定員300名、聴講無料、申込は不要。
5月30日(日) 「来日した異国の人々」 東野治之氏(奈良大学教授)
「陶磁器と色の世界」 土橋理子(当研究所)
●時間があれば、神武天皇畝傍東北陵のなかにある神武丸山陵。
(掲示板から郭公さん提供の地図をプリントしておいて下さい。)

近鉄橿原線「畝傍御陵前」駅に集合。ここにも何回も来ましたねぇ。

誰を追加して合成したか、今回はわりと簡単です。さて、誰でしょう。
前回の名張は判らなかったでしょう?あれはうまく出来た。

畝傍山と橿考研の建物が見えてきた。

その建物を左目で見ながら、附属博物館へ向かう。


やってる、やってる、「大唐皇帝陵」展。




こうしてみると結構すごい建物ですなぁ。ホント奈良県は考古学にはカネ使うよねぇ。日本で一番予算があるのじゃなかろうか。

しょーもない「ツノボトケ」がお出迎え。世間では「セントくん」とか言うそうな。

入口にはでーんと垂れ幕があって、その側には小さなVIDEOコーナーがこしらえてあった。

VIDEO を見てたら、博物館の菅谷館長が寄って来てちょこちょこっと解説してくれた。「是非展示を見てください。」
って、勿論その為にきたんですがね。菅谷館長は、この前橋本さんと行った、社会福祉総合センターでの「飛鳥宮と
東アジアの都城」というセミナーで、シンポジウムの司会をしていた人だ。そうか、あれもこの畝傍御陵前だったな。

エントランスに置いてある、巨大なメスリ山古墳の円筒埴輪レプリカを見て驚いた錦織さんが記念撮影。それを見ていた博物館の
職員から、「本物が展示室にありますよ」と聞いて、早速見に行っていた。

大唐皇帝陵展































裸足でひれ伏す文官 跪拝俑(恵陵)☆
2000年に恵陵から出土した跪拝俑は、文官がひれ伏す姿を表した珍しい俑。衣服の裾から足の裏が透けて見え、靴を脱いで裸足になって
いることもわかる。赤い朝服を着て笏を持った高位の文官が、皇帝にひれ伏す姿なのであろう。



常設展










展示を見て、博物館横の石室の中で昼食。太子町の孝徳天皇陵でも太子ワインを呑んで昼食を取ったが、あの時は近所のオバサンから
「罰当たりめが」というような表情で見られたが、今回はガードマンさんが、「あ、いいですよ。火は焚かないでね。ゴミは持って帰
って下さいよ。」と親切だった。


博物館周辺には、現地に残せなかった遺物がずらりと置いてある。









昼食を終え、講演会会場である研究所へ向かう。2,3分だ。

橿原考古学研究所


研究所の前が畝傍山である。まだ登ったことはないが、見晴らしは悪そう。

















平城遷都1300年記念関連イベント
プラネタリウムでキトラ体験(小中学生向け)
プラネタリウムで古代ロマンを体験してみませんか。奈良県明日香村にあるキトラ古墳の石室天井に描かれた天文図を移動式のプラネ
タリウムで見ながら、古代人が描いた星座に思いをはせます。小中学生向けに専門家の解説もあります。これは橿原考古学研究所附属
博物館の春季特別展『大唐皇帝陵』と飛鳥資料館の春季特別展『キトラ古墳壁画四神』に関連した催しです。参加無料ですが申込みが
必要です。
**会場では大阪市立科学館主任学芸員の嘉数次人さんと、菅谷所長との対談ビデオも放映しています**






講演会


講演会は、平城遷都1300年祭に合わせて「大唐皇帝陵展・記念講演会」ということで、
・「来日した異国の人々」 東野治之(奈良大学教授)
・「陶磁器と色の世界」 土橋理子(橿原考古学研究所
の順番で行われることになっていたと思うのだが、本番では先に「陶磁器と色の世界」が始まって、我々のもくろみが潰えてしまった。
我々は東野先生の話が先だと思っていたので、これを聞いたら会場を出て、郭公さんが紹介してくれた「神武天皇・丸山陵」を見に行
こうと話していたのだ。もしかしたら、その話を研究所の人間に聞かれたのかも知れない。

案の定、このおばさんの話はあまり面白くなかった。「陶磁器と色の世界」というテーマなのに、色の話しはあまりなくて、陶磁器の
知識を知っているだけ披露しようと、次から次に喋るものだから話があっち飛びこっち飛びして脈絡がなかった。おまけに時間が無く
なって「あ、ヤバイ」とか「まずい!」とか、およそ学術講演会らしくない言葉を乱発していて耳障りだった。
陶磁器の色にまつわる面白い話でも聞かせてくれれば多少興味も湧いたのだろうが、退屈な話をだらだら聞かされてもなぁ、という感
じだった。



反して東野センセイの話はおもしろかった。おそらくテーマがいいのだろうと思う。古代史好きは、「渡来人」とか「帰化人」とかの
話題が好きである。「井真成」には日本中の古代史ファンが興奮した。自分たちの出自とも繋がるので、言わば大きなルーツ探しの旅
をしているような気になるのだろう。

東野治之 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東野 治之(とうの はるゆき、1946年12月20日 - )は日本の歴史学者。専攻は日本古代史、文化財史料学。奈良大学文学部教授。
兵庫県西宮市生まれ。1969年大阪市立大学文学部卒、1971年同大学院修士課程修了。奈良国立文化財研究所文部技官、大阪大学文学部
教授を経て1999年より現職。1993年『日本古代木簡の研究』で東京大学文学博士。専門のほかに論文「日記にみる藤原頼長の男色関係」
があり、五味文彦に先駆けるものである。
受賞歴
1988年 「アジア的視点にたつ古代日本文化の研究」で、第1回浜田青陵賞受賞
2005年 『日本古代金石文の研究』で、第27回角川源義賞受賞
2008年 『遣唐使』(岩波書店)で、第62回毎日出版文化賞(人文・社会部門)受賞
著書
『正倉院文書と木簡の研究』塙書房、1977年
『日本古代木簡の研究』塙書房、1983年
『木簡が語る日本の古代』岩波新書、1983年
『遣唐使と正倉院』岩波書店、1992年
『書の古代史』岩波書店、1994年
『長屋王木簡の研究』塙書房、1996年
『貨幣の日本史』朝日選書、1997年
『正倉院』岩波新書、1998年
『遣唐使船 東アジアのなかで』朝日選書、1999年
『日本古代金石文の研究』岩波書店、2004年
『日本古代史料学』岩波書店、2005年
『遣唐使』岩波新書、2007年
『鑑真』岩波新書、2009年11月





復元された遣唐使船の話や、来日した「皇甫東朝(こうぼとうちょう)」の話もしていた。

平城遷都1300年記念事業に際して平城宮跡で展示された復元遣唐使船

土器に書かれた「皇甫東朝」という名前。

正倉院(だったかな?)にあるというじゅうたん。これもペルシャあたりから渡ってきた物。
反省会 −橿原神宮駅構内・みはるにて−

「みはる」は、こっち方面に来るときは、もうすっかり我々の定宿になってしまった。安くてなかなか旨い。



帰りの近鉄電車から夕陽と二上山を撮ろうとするのだが、住宅や電線がじゃましてなかなかうまくいかない。


やっと撮れた、「夕陽と二上山」。

今回郭公さんは来なかったのだが、「時間があれば以前に行った「神武天皇・丸山陵」に行ってみてください」と以下の地図をくれた。
「神武天皇・丸山陵」など初めて聞いたが、郭公さんは「果たしてコレが陵墓でしょうか」と言っていた。掲示板に写真を載せてくれ
ていたが、ヤブの中の、とうてい墓とは思えないような処だった。初期の天皇陵は古墳とは呼べないようなただの「土盛り」のような
ものが多いが、ホントに確かめようとすれば、片っ端から掘って確かめるしかないのだろう。どこを掘っても何も無い可能性もあるの
だが。

せっかく郭公さんが教えてくれたのだが、講演の順番が変わったおかげで「丸山陵」には行けなかった。残念。
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