Music: 月の沙漠
歴史倶楽部・第176回例会 古代あさご館 兵庫県朝来市 2012.4.29




竹田城登頂をあきらめたので、一般道から再び北近畿豊岡自動車道に乗り、5,6分引き返して「古代あさご館」へゆく。










	朝来市の埋蔵文化財センター「古代あさご館」
 
	兵庫県朝来市・北近畿豊岡自動車道の山東PA「但馬のまほろば」という道の駅の中にある。朝来市内には北近畿豊岡自動車道の建設
	をはじめ様々な開発事業に伴う遺跡の調査により発掘された膨大な量の出土品が存在している。これらの貴重な歴史的遺物を適正な管
	理のもとで調査・保存・公開するために整備された施設で、但馬の歴史・文化に触れられる体験学習メニューも用意されている。古代
	あさご館は平成18年7月にオープンしたばかり。館内は広くてきれいで気持ちいい。
 
	[時間]9時〜17時(入館は午後4時30分まで)
	[休]月曜日(祝日の場合は翌日)
	[料金]無料 
	問い合わせ:〒669-5153 兵庫県朝来市山東町大月91番地の2 TEL079-670-7330 
 



	<一般展示室>
	弥生時代に使われた土器や石器などの展示から、古代のくらし振りを示す。また、たたかいが恒常化したことによりムラをまとめるリ
	ーダーが出現したことやまつりの形の変遷から但馬の王が誕生するまでの過程をたどる。パズルや模型で遊びながら古代体験できるハ
	ンズ・オン・ステージで、歴史を想像しながら紐解いていく考古学の面白さを伝える。この展示室では、土器や古墳のパズルを組み立
	てたり、本物の土器のかけらをさわることもできる。環濠をめぐらせた弥生時代の高地性遺跡「大盛山遺跡」のジオラマもある。
 
	〔主な展示品〕(弥生時代)
	今から二千年も昔のこと。弥生時代の人々は、ムラを中心に田畑をつくり、安定したくらしをしていた。 
 
	大昔のくらし :片引遺跡、仲田遺跡、宮ノ本遺跡出土品(約40点)
	たたかいの時代:大盛山遺跡出土品や、市内出土のたたかいに関する出土品(約10点)
	ムラのリーダー:梅田東墳墓群出土品(約100点) 	その他、豊岡市気比2号銅鐸及び久田谷破砕銅鐸の複製品を展示
 

長持形石棺 朝来市内に存在する石棺の一部から推定される長持形石棺を復元。実物と同じ竜山石を用い、忠実に再現している。


	<特別展示室>
	史跡の茶すり山古墳や国の重要文化財である城ノ山古墳の出土遺物等、朝来市域に存在する大型古墳から出土した遺物を中心に展示し
	て、但馬の王の変遷をたどる。
 
	〔主な展示品〕(古墳時代)

	但馬王の誕生 :若水古墳、向山2号墳、城ノ山古墳出土品(約170点)
	武装した但馬王:茶すり山古墳、池田古墳、船宮古墳出土品(約2500点)
	但馬王の衰退 :岡田古墳群、森向山古墳群、春日古墳、筒江長尾古墳出土品等(約20点)
	古墳時代から律令国家へ:法興寺跡、立脇廃寺跡出土品など(2点)(総数約2842点)
 
	三世紀後半、大和には地方の指導者よりも優位にたつ「王」が誕生した。但馬で育ちつつあった指導者は、大和の大王と手を結び、力
	をつけ、ここに但馬王が誕生した。当時はまつりや儀式で地域を支配したと考えられる。ちなみに、どこかにも書いたけど、日本で古
	墳が一番多いのは兵庫県である。奈良や大阪よりも、この兵庫県に古墳時代の豪族達がたくさんいたのだ。この事は何かを示唆してい
	るように思えるのだが、さぁ、それは何でしょうね。













































































































一通り見終わった頃、学芸員の方の説明があるとアナウンスがあった。せっかくだしお話を伺うことにした。


































 邪馬台国大研究/遺跡・旧跡めぐり/ 古代あさご館