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和歌の浦・万葉館 歴史倶楽部 第167回例会 6月26日







	◇ 和歌浦・万葉館

	片男波公園にある、万葉集の資料館。和歌浦を中心に、県内で詠まれた万葉歌やその背景、風土などをパネルで展示・解説。館内中央
	にある円形の壁に、きのくにわかやまに関連する歌 107首を、奈良の都から新宮市まで「歌地図」で表している。紀伊万葉シアターで
	は、漫画家・里中満智子さんのイラスト等で万葉の時代をわかりやすく紹介している。まさに万葉づくしの施設である。






	万葉館には、万葉集に関する研究や万葉集と和歌山との関係などが、実物、複製、解説パネル、タッチパネルなどを使いわかりやすく
	展示されている。また、館内ギャラリーの大きなパノラマガラス窓からは、正面に紀三井寺や名草山、左手には名草山が綺麗に見え、
	和歌の浦の美しい景色を楽しむことができる。また、紀伊万葉シアターは、大画面スクリーンを使って万葉の世界を体感させてくれる。









	<紀伊万葉シアター>

	シアターのテーマの一つは有間皇子。孝徳天皇の皇子であった有間皇子は、斉明天皇へのクーデターを謀った疑いで捕らえられ、牟婁
	の湯(白浜温泉)に行幸していた天皇のもとに送られ、藤白坂(和歌山県海南市内海町藤白)で絞首刑に処せられた。有間皇子、自ら
	傷みて松が枝を結べる歌二首、

	 磐代の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまた帰り見む
	 家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る

	もう一つのテーマは、山部赤人の「若の浦に 潮みちくれば 潟をなみ 葦辺をさして たづ鳴き渡る」の歌で有名な、聖武天皇の紀伊行
	幸(725年)。聖武天皇はこの地を愛し、「この地の弱浜(わかのはま)という名を改めて明光浦「あかのうら」とせよ。そして番
	人をおいてこの浦を荒れ果ててしまわないようにせよ」と命令したそうである。






















































	万葉集の中には和歌山を旅した歌が百七首あり、和歌浦を始め万葉和歌に詠まれた地名が今に伝わっている。数ある和歌山県内の万葉
	ゆかりの地で、特に歌人や多くの旅人に景勝の地として、親しまれ、愛されてきた和歌浦。万葉館はこの地にあって、時を越える万葉
	集の歌世界への旅の出発点となる。

	資料展示
	万葉集の研究や万葉集と和歌山の関係について、さらに万葉集の時代や歌人について、実物や複製、解説パネル、タッチパネルなどを
	使い、さまざまな視点から万葉集を多角的に見せる展示を行っている。

	万葉シアター
	ビデオプロジェクターとマルチスライドを組み合わせた映像と音響・照明効果、スモークを使った多彩な演出などで劇場空間に現れる
	万葉の世界を物語にして見せている。

	ギャラリー展示
	ときに歌に詠まれ、ときに絵画の題材となってきた和歌浦の風景は訪れる人々を魅了してきた。パノラマのガラス窓から見える景観を
	取り入れた展示室は見る目を休め、和歌浦の風景を楽しめる場となる。
 









		万葉集の、代表的な歌が何首か上下バラバラになっていた。みんなで挑戦したが正解率7割くらいだったかな?
		万葉博士の杉本さんがいたら全問正解だったかもしれない。






			■ 開館時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで) 
			■ 休館日 年末年始(12月29日〜1月3日)及び設備機器等の点検日 
			■ 入場料 【 無 料 】 














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