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歴史倶楽部 第166回例会 おまけ
第一回学芸員講座 淀川水系の古墳と集落 6月22日 今城塚古代歴史館

	5月例会時に、今城塚古代歴史館に以下のような掲示があったので、申し込んでおいたら「参加証」がFAXされてきた。
	早速受講することにした。一人でJR摂津富田からテクテクと歩いて行ったら、途中春日神社(宮田遺跡)に寄って20分
	くらいで今城塚古墳に着いた。

	 ■第1回学芸員講座 「淀川水系の古墳と集落」

	日   時 : 平成23年6月22日(水) 午後1時半〜午後3時 
	場   所 : 今城塚古代歴史館 2階映像研修室 
	講   師 : 内田 真雄 [当館学芸員]  
	内   容 : 淀川水系の南山城や乙訓に所在する古墳や集落を取り上げ、三島とのつながりを解説。 
	定   員 : 150人 ※事前申し込み、応募多数の場合は抽選  
	参 加 費 : 無料 
	申込方法: [1]往復はがきに住所、氏名、電話番号を記入のうえ今城塚古代歴史館へ。FAX可。
		  [2]今城塚古代歴史館にて直接申し込み。所定の用紙は同館で配布。 
	申 込 先 : 高槻市立今城塚古代歴史館 
        	    〒569−1136 高槻市郡家新町48番8号 
             電話 072−682−0820 FAX 072−682−0930







平日の昼間はさすがに人は少ない。行楽地ならともかく古墳だからなぁ。



木の階段の手前を掘り下げた土で、堤防を築いたのだそうだ。





例会時には東からこの南側へ出てきたので、講演会の後北側と西側を廻ってみよう。









150人定員の部屋だったが、所々空席があったので130人〜140人くらいの聴衆だろう。





講師の紹介。学芸員講座というのは初めての試みだそうで、好評なら今後も開催してゆきたいとの事。



以下本日のレジュメ。青字部分が私の書き込み。























祭祀場を見て、今日は前回見なかった北側から西側を通って帰ることにする。





円筒埴輪は古墳全域をとりまいていたんですなぁ。これだけ復元しようと思ったら大変やで。どこに頼んだんやろう。





ホンマに綺麗になってる。昔は野犬の巣窟のような荒れ放題の藪だったのに。














	いやぁ、こんだけ綺麗になったら遊びに来る市民も増えるやろう。どうせなら桜を植えて花見の名所にすればよかった。宮内庁が
	手をだせんようにね。中央官庁というのは何をしてくるやら判らんからね。森浩一さんなんかも、「文部省に預けたんが大失敗や
	った」言うて後悔してるし。
	いつかは戻す言うて中央へ持って行った「新沢千塚古墳群」の126号墳から出た、遠くペルシャで製造され、シルクロードを経
	て中国から我が国に運ばれてきたと推測されるガラスの鉢・皿、竜文の透かしを持つ冠の金具や垂下式耳飾り・指輪等の装身具、
	我が国で始めて出土した火熨斗(ひのし:古代のアイロン)など、いずれも現在重要文化財に指定されているすばらしい出土品は、
	若き日森さんが発掘したのだが中央の圧力に負けて、現在全て東京国立博物館に展示されており千塚資料館にはレプリカしかない。
	先年博物館が「独立行政法人」となって、保有する文化財も固有の所有物になってしまい、もう永久に「新沢千塚資料館」には戻
	ってこない。カッパらわれた出土品は以下のようなもの。

	★ガラス碗(口径7.8a、高さ6.7a)、丸くカットした文様が底で2段、胴の部分で5段にめぐっているが一部は仕上げられてい
	 ない。口縁もギザギザで未完成品と考えられる。
	★金属製の垂下式耳飾り。全長21aと長く、3本の鎖には細金細工の飾りが付けられている。
	★ガラス皿。(口径14.5a、高さは3a)。もとは金箔の人物や馬の絵があったと見られる。
	★ガラス製小玉。ガラス製雁木玉。
	★金製指輪。全面に装飾を持ち、真ん中は金地を4〜5重に巻いて表面に刻みがある。

	今城塚も中央に持って行かれないように、あらゆる手立てを尽くしておく必要がある。







春日神社(宮田遺跡)







	宮田遺跡は、鎌倉時代(12〜13世紀)の農村の具体的な姿がはじめて明らかになった集落跡として知られている。女瀬川の旧
	流路に沿って、溝と垣根で囲まれた約20m四方の屋敷地が東西にいくつも並び、その南側は水田となっていた。屋敷地には主屋
	など数棟の建物と井戸が中庭を囲むように配置され、一族の安定と繁栄を願って敷地の東北に守り神として屋敷墓をそなえたもの
	もあった。当時の暮らしをしのばせる容器や下駄など、さまざまな木製品のほか、瓦器椀などの日用雑器や中国製陶磁器・日本製
	陶器類などが多数出土し、中世社会の商品流通を知るうえでも、重要な遺跡である。



春日神社と言えばやっぱ神鹿なのかね。











折角の本殿がこのバリケードではねぇ。神様なんだから、こんな無粋なもんに守って貰わなくてもと思うが。



白玉大明神というのはちょくちょく見かけるが大体末社やね。主神になってるとこはあまりないような。稲荷と関係あるのかな。




	城下町だった都市には神社が多いというのは周知の事実だが、それにしても多い。春日神社だけでも10社もある。高槻市民で、
	この神社を全て調べて廻ったらライフワ−クになるのじゃなかろうか。どうですか、西本さん。

	<大阪府高槻市内の神社一覧>

	高槻市桜ヶ丘南町	春日神社(かすがじんじゃ)   
	高槻市中川町		素盞鳴尊神社(すさのおのみことじんじゃ)  〔通称:庄所神社〕  
	高槻市川久保		諏訪神社(すわじんじゃ)  
	高槻市氷室町		闘鶏野神社(つげのじんじゃ)   
	高槻市出灰小字堂の前	素盞鳴神社(すさのおじんじゃ)   
	高槻市上土室		八幡大神宮(はちまんだいじんぐう) 	〔通称:土室八幡さん〕  
	高槻市塚原		八幡大神宮(はちまんだいじんぐう)   
	高槻市桜ヶ丘南町	素盞嗚尊神社(すさのおのみことじんじゃ)  〔通称:八坂神社〕  
	高槻市二料字鹿ヶ爪	藤井神社(ふじいじんじゃ)  
	高槻市津之江町		稲荷神社(いなりじんじゃ)   
	高槻市田能城山		稲荷神社(いなりじんじゃ)   
	高槻市田能コブケ	樫船神社(かしふねじんじゃ)   
	高槻市杉生千ヶ谷	春日神社(かすがじんじゃ)   
	高槻市津之江町		筑紫津神社(つくしつじんじゃ)   
	高槻市芝生		八幡太神宮(はちまんだいじんぐう)   
	高槻市清福寺町		阿久刀神社(あくとじんじゃ)   
	高槻市奈佐原元町	稲荷神社(いなりじんじゃ) 		〔通称:殿岡神社〕  
	高槻市安満磐手町	磐手杜神社(いわてもりじんじゃ)   
	高槻市大塚町		大塚神社(おおつかじんじゃ)   
	高槻市西真上		笠森神社(かさもりじんじゃ)   
	高槻市上牧町		春日神社(かすがじんじゃ)   
	高槻市東天川		春日神社(かすがじんじゃ)   
	高槻市春日町		春日神社(かすがじんじゃ)   
	高槻市宮田町		春日神社(かすがじんじゃ)   
	高槻市野田		春日神社(かすがじんじゃ)   
	高槻市成合北の町	春日神社(かすがじんじゃ)   
	高槻市須賀町		冠須賀神社(かすがじんじゃ)   
	槻市辻子		冠須賀神社(かすがじんじゃ)   
	高槻市赤大路町		鴨神社(かもじんじゃ)   
	高槻市赤大路町		子安天満宮(こやすてんまんぐう)   
	高槻市天神町		上宮天満宮(じょうぐうてんまんぐう)   
	高槻市岡本町		白山神社(はくさんじんじゃ)   
	高槻市宮之川原元町	神服神社(しんぷくじんじゃ・かむはとりかみのやしろ)   
	高槻市郡家新町		素盞嗚尊神社(すさのおのみことじんじゃ)   
	高槻市萩谷		諏訪神社(すわじんじゃ)   
	高槻市松が丘		摂津一の宮神社(せっついちのみやじんじゃ)   
	高槻市下田部町		鎮主神社(ちんじゅじんじゃ) 		〔通称:大将軍神社〕  
	高槻市下田部町		天満神社(てんまじんじゃ)   
	高槻市大冠町		道祖神社(どうそじんじゃ)   
	高槻市野見町		野見神社(のみじんじゃ)   
	高槻市霊仙寺町		白山神社(しらやまじんじゃ)   
	高槻市梶原		畑山神社(はたやまじんじゃ)   
	高槻市八幡町		八幡大神宮(はちまんだいじんぐう)   
	高槻市古曽部町		日吉神社(ひよしじんじゃ)   
	高槻市萩之庄		日吉神社(ひよしじんじゃ)   
	高槻市三島江		三島鴨神社(みしまかもじんじゃ)   
	高槻市富田町		三輪神社(みわじんじゃ)   
	高槻市原		八阪神社(やさかじんじゃ) 



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