2012年秋・第180回例会 北海道・道南の旅

北海道開拓記念館
2012.10.8(月)











	北海道開拓記念館 出典:ウィキペディア

	北海道開拓記念館(ほっかいどうかいたくきねんかん、英語表記:Historical Museum of Hokkaido)は、1971年4月15日に北海道の開道
	100年を記念して開設された道立の歴史を中心とした総合博物館。
	野幌森林公園内にある。常設展示はそのほとんどを考古学も含む歴史学系、および民俗学系が占めるが、学芸員には動物学と植物学双方
	の自然史系スタッフも配置されており、館による調査研究活動や社会教育活動が、人文系と自然史系の双方に渡って展開されている。
 
	<建築概要>
	 建築名称 - 北海道開拓記念館
	 建築主 - 北海道
	 設計者 - 佐藤武夫設計事務所(現:佐藤総合計画)
	 施工 - 丸彦渡辺建設・戸田建設
	 規模 - 地下2階、地上3階
	 敷地面積 -
	 建築面積 - 4,107m2
	 延床面積 - 8,875m2
	 着工 -
	 竣工 - 1970年12月
	 構造 - RC造、一部SRC造
	 所在地 - 〒004-0006 北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2 
	 受賞歴 - 1972年第13回BCS賞、1973年度日本建築学会賞作品賞
 
	<利用案内>
	 観覧時間:9:30〜16:30(入館は16:00まで)
	 休館日:月曜日、年末年始(12/29〜1/3)、祝日及び振替休館日
	 観覧料(常設展示):一般500円(団体割引400円)、高校・大学生170円(同130円) 小中学生、65歳以上、障害者は無料
	 団体割引は10名様以上
 
	<交通アクセス>
	 千歳線新札幌駅そばの新札幌バスターミナルからJR北海道バス(空知線22)で約15分程度、降りるバス停は記念館入口である。
	(函館本線札幌駅始発のバスもある)また、徒歩約20分程度の所に函館本線森林公園駅があり、バスはこの駅を経由する。

	当館は北海道が策定する「北海道博物館基本計画」に基づき大改装し、2015年春をめどに新装開館する予定である。その際名称も
	「北海道博物館」と改称される予定である。




	北海道内で作られた煉瓦の美しい北海道開拓記念館。石臼をひいたり、土器をつくったりする体験、自然史、考古学的な資料、そして
	開拓の歴史と、幅広く学べる博物館。
















テーマ1 北の大地















	この記念館の魅力は、北海道の開拓以前のことも分かるところにある。現代の自然環境から地質時代のことまで展示されているのだ。
	北海道で出土した化石。北から来たマンモス、南から来たナウマンゾウ、カイギュウ(海牛、ジュゴンの仲間)の化石等の実物を触ら
	せてくれるコーナーもある。

















展示パネルには、ピンク色の尖底方土器と水色で示された底平方土器の分布がわかりやすく表示されている。








	アムール川流域から北海道まで分布する平底型土器(下)と日本列島でよく見られる尖底型土器(上)。底の尖った尖底(せんてい)型
	土器は鍋物をつくるのに便利で、たき火に突き刺すと安定する。底が平で置くと安定する平底(ひらぞこ)型土器は、大陸のもの。
	アムール川の流域から、北海道にかけて分布している。
	札幌のある石狩低地(石狩平野と勇払原野をあわせた土地の呼び方)で、南の尖底土器と、北の平底土器の両方が出土するということは、
	北海道が、この時代も南北の文化の交流点であったことを物語っている。











時代は同じ縄文だが、北海道の縄文人達は本土の縄文人達とは異なる民族だったようだ。はるか北の大地がふるさとなのだ。






















































	稲作を弥生文化の根幹と定義するなら、北海道には弥生文化は渡ってこなかった。弥生土器や装飾品などの伝来は多少ある。縄文時代の
	末期、稲作の文化は、日本海側を青森県まで北上していた。その頃の気温は今よりも数度高かった。米が北海道にわたらなかったのは、
	長い間寒冷地だからと言われてきたが、最近そうではないという説も有力だ。魚介、肉、山菜、木の実などで「豊かな食文化」があった
	ので、わざわざ重労働の稲作をする必要がなかったからという見方もあるようだ。或いは、米の旨さが理解できなかったのかもしれない。












































テーマ2 アイヌ文化の成立


































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テーマ3 蝦夷地のころ





























































































































テーマ4 近代のはじまり























テーマ5 開けゆく大地























地下室






















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