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	<伊丹市立博物館>

	伊丹市立博物館は、兵庫県伊丹市千僧にある日本の公立博物館。1972年(昭和47年)開館。伊丹市に関する歴史等の資料を収集したり、
	調査、研究し各種刊行物を出版している。年に3回の企画展のほか、各種講座を開催している。
	1972年の開館から2012年(平成24年)4月までは伊丹市立図書館が隣接していたが、図書館は2012年7月に伊丹市宮ノ前へ移転しており、
	旧図書館は伊丹市防災センターに転用されている。

	1Fには伊丹市関連の歴史出版書物や、伊丹廃寺跡や伊丹城跡等の伊丹市の発掘調査資料が閲覧が可能。2Fに常設展示「伊丹の自然と歴
	史」をテーマとした展示場がある。古代の御願塚古墳から近代の民具の展示迄、伊丹市とゆかりのある展示内容となっている。上記常
	設展示内容とは別に企画展を実施している。地下1階、地下2階に歴史資料、考古資料、民俗資料を収納している

	<開館情報>

	休館日 - 月曜日、毎月末日、12月28日 - 1月3日
	入館料 - 無料

	<博物館へのアクセス>

	電車でのアクセス JR福知山線伊丹駅 - 伊丹市営バス 市役所前
	車でのアクセス 国道171号 - 伊丹市役所東隣り 駐車場 市役所駐車場あり(1時間無料)















一階で「阪神間の鉄道文化展」をやっていて、常設の展示室は二階にあった。





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	<伊丹の歴史(概要)>

	・縄文・弥生時代
	籾圧痕付き浅鉢が「口酒井遺跡」から出土している。阪神地域の縄文・弥生文化は、猪名川流域を中心に発展した。伊丹市域東部の
	口酒井遺跡のほか、北部・西部・南部の遺跡からも遺構・遺物の発見が相次いでいる。

	・古代
	奈良時代に伊丹廃寺(国指定史跡)ができ名僧・行基が登場。昆陽池や昆陽施院(現在の昆陽寺)をつくった。昆陽池ができたのは
	奈良時代である。

	・中世
	14世紀の初めごろ、この地に伊丹氏を名乗る武士団が現れる。伊丹氏は南北朝時代に伊丹城をつくり、摂津国の3分の1を支配してい
	た。この地域は南北朝時代から戦国時代、しばしば戦乱に巻き込まれ、伊丹氏もそのたびに出陣し、その本拠の伊丹城もしだいに整
	備されてった。⇒フロイスもその規模に驚いた事が記録されている。
	天正2年(1574年)に荒木村重に追い落とされるまで、約300年にわたって活動した。荒木村重が伊丹城に入り、有岡城と改名(現在
	は有岡城跡として土塁の石垣などが残る)。

	・近世
	「伊丹郷町」では酒造業が盛んになる。⇒江戸で大評判だった伊丹の清酒
	酒造とともに俳諧文化も発展していきました。⇒全国に知られた「伊丹風俳諧」

	・近代
	明治22年(1889年)、町村制にもとづき伊丹町誕生。同24年には川辺馬車鉄道が開通し、のちに大阪と舞鶴とを結ぶ阪鶴鉄道に発展し
	た。(現在のJR福知山線)大正9年(1920)には阪急伊丹線も開通し、これら鉄道によって産業経済が促進されるとともに、近郊住宅
	地としても発展した。 



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	驚いた。伊丹に博物館があるとは知らなかったが、結構内容が充実していて、こりゃ吹田博物館の比では無い。吹田は建物と設備は
	北摂ピカ一で、近在の博物館からの収蔵物を、その近代的な収蔵庫に預かっているという話だったが、展示の内容は伊丹の方が上で
	ある。ここに来れば伊丹の成り立ちがほぼ判るし、街の歴史的な背景も一目瞭然。しかも無料である。建物は立派で無くても、展示
	の内容は凄い。博物館はこうでなくては。箱物にカネを使うより、我々が知りたいのはこういう街の歴史なのである。



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