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頭塔



		
		<頭塔> (出典:ウィキペディア)

		頭塔(ずとう)は、奈良市高畑町にある土製の塔。1辺30m、高さ10m、7段の階段ピラミッド状の構造をしている。奈良時代の
		建造で、東西南北の各面に石仏を配置する。1922年(大正11年)、国の史跡に指定された。『東大寺要録』の記録では、奈良
		時代の僧、実忠によって造営されたという。そこでは「土塔」(どとう)と表記されている。
		一方で、平安時代の『七大寺巡礼私記』以来の、玄ムの首塚である、という伝承もある。「どとう」が転訛して「ずとう」と
		称されるようになり、玄ム首塚説との関連で、「頭塔」という漢字が当てられたものと考えられる。
		昭和になってからの研究では、石田茂作が「奈良時代末期においてインドの新様式を取り入れた最先端な仏塔」と結論づけた。
		頭塔の各段には、浮彫(一部線彫)の石仏が配置されている。石仏のうち当初から露出していた13基が1977年(昭和52年)、
		重要文化財に指定され、2002年(平成14年)には、その後の発掘調査で見出された石仏14基のうち9基が追加指定されている。
		石仏は当初は東西南北の各面に11基ずつ、計44基設置されていたものと推定される。
		東・西・北面の石仏は復元整備後、屋根付きの壁龕に安置されているが、南面の石仏は土の上に直接置かれている。

		奈良文化財研究所による1986年(昭和61年)からの発掘調査終了後、北半部は復元保存、南半部は発掘前の現状保存の形で残
		されている。塔は版築による方形の土壇で、基壇は一辺32メートル、高さ1.2メートル。上壇になるにしたがって3メートルず
		つ縮小して、最上壇は一辺6.2メートルである。高さは奇数壇で1.1メートル、偶数壇で0.6メートル、基壇裾から最上壇までは
		約10メートルの高さである。
		ならまちの東方、高畑にあり、現在は、地元の民間人によって管理されており、施錠された門を開けてもらい入らないと見学
		できない。その形態に類似性が認められる日本国内の遺址として、堺市の大野寺に見られる「土塔」がある。



		
		秋に特別公開を実施しており、今年は以下の要領(奈良市観光協会HP)である。我々の例会はいつもこのタイミングに合致
		するので(前回も)、この遺跡とは相性がいいのかもしれない。

		日時:平成26年10月24日(金)〜11月12日(水)
		      午前9時〜午後5時(受付は午後4時30分まで)

		今年の特別公開のポイント

		1,事前予約なしに見学できる。
		2,ボランティアガイドによる説明がある。
		3,頭塔の森の中の石仏2体が見えるようになった。  new!
		4,期間が3日延長された。(例年17日間→今年20日間)  new!
		5.協力金 一人300円(10名以上は一人200円) 







		

		前回ここを訪れたときの写真や資料がHPの中に沢山あったので、そこからここへ転載しようと思ったのだが、どこにあるの
		かが判らない。確か例会で行ったと思うのだが見つけ出せない。だれか教えてくだせぇ。(平成26年12月15日)

		
		ありました、ありました。
		2012年11月4日の、第181回例会「奈良市の若草山・鶯塚古墳へ」の時(全邪馬連の菊池さんが奈良へ来た時)訪問してました。
		この時の例会は4人(河内さん、栗本さん、大隈くん、筑前)で、しかも例会HPから更に飛んでいった先に、独立してHP
		を作っていましたので、なかなか見つけられませんでした。このHPはもう巨大になりすぎて、自分でもどこに何を書いたか
		わからんようになってしまって、いかんねぇ。(平成26年12月16日)

		歴史倶楽部 第181回例会「奈良市の若草山・鶯塚古墳へ」






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