Music: My Little Grass

ハワイ紀行  その1 2012.2.5

	

	2012.2.5(日)晴・曇 → 2012.2.5.(日)晴れ

	昼食後旅行の準備にかかり、PM4:00頃やっと終わった。PM2:30頃、哲平が愛猫のシマをつれて我が家へきた。我々夫婦は
	今日から一週間ハワイなので、留守番を頼んだのである。我が家にも愛猫のヒメがいるので、その世話もしてもらうのだ。



	
	PM4:30車で関空へ向かう。途中、湾岸道路が込んでいて、「こりゃ間に合わんかも?」と心配したが、渋滞のところだけを抜け
	ていく地道があったので、そこで高速を降り、しばらく地道を行ってまた高速へ入り直したらスカスカにすいていた。ちょうど渋滞の
	箇所だけをすり抜けた格好になって、何とか関空での、PM6:00の車両預かり業者との待ち合わせの場所に間に合った。





	
	飛行機はデルタ航空の278便。予定より10分早い20:30に関空を離陸した。ホノルル空港までの直行便で、行きは8時間半、
	帰りは9時間半の空の旅である。程なく、チキンとビビンバの機内食を食べてしばらく仮眠する。夜出発するのは久々、いやもしかし
	たら初めてかもしれない。3,4時間眠って窓の外に目をやると、雲の上には満点の星。まるでプラネタリウムのようである。こんな
	光景を見るのも初めてだ。星座が実に綺麗に見えている。







	
	時計を見ると、ハワイ時間でもう朝の7時である。日本とは5時間の時差があり、5時間前日に戻る勘定になる。おしぼりと朝食のサ
	ービスが来た。程なく飛行機は無事ホノルル空港に着陸。駐車場で、ホテル送迎のリムジンを見つけ、帰りのピックアップも予約して
	乗り込む。







	
	今回4泊するホテルは、「MOANA Surfrider Western RESORT & SPA」で、ワイキキの海岸に面している。1901年に建った、ワイキキで
	一番古いホテルだそうだ。もちろん今は近代的なホテルに建て直され、瀟洒な白亜のホテルである。



MOANA Surfrider Western RESORT & SPA hotel の正面玄関。裏がすぐワイキキのビーチだ。





	
	着いたのがAM10:00頃なので、いくら何でもまだCheck-inは無理だろうから、せめて荷物を預けて、服を着替えられるところは
	無いかとフロントへ行くと、日本人らしきお姉ちゃんが、「あ、お泊まりになる部屋は、ちょうどMakingが終わったところですから
	check-inできますよ。」と言う。Lucky!すぐ入室。カーディガンを脱ぎ、短パンに着替えてくつろぐ。



















	
	ホテルのすぐ裏50mほどのところがワイキキ・ビーチである。16Fからの眺めは、高所恐怖症の私としては少し怖いが、ワイキキ
	の浜もダイヤモンドヘッドの山並みも見えて、まぁまぁグッド。しばらく休憩して、今日は午後しか時間がないのでパールハーバー周
	辺の見学に行くことにした。







昼食をとったレストラン「Atlantis」





	
	ホテルを出て、近くのレストランで昼食。それから「ザ・バス」に乗って、@2.5ドルでパールハーバーの「アリゾナ記念館パーク」
	周辺まで約1時間。真珠湾メモリアルパークの展示は、予想はしていたのだが何となく落ち着かない。
	後ろめたいのだ。すれ違う米国人たちが、「あ、こいつ JAPだ!」と思っているような気がして居心地が悪い。考えてみれば、ハワイ
	など日系人だらけなので、そんな事を気にしていたらここでは生きていけない道理なのだが、初めて訪れた身としては、「宣戦布告無
	しの奇襲」「裏切りの外交」「リメンバー・パールハーバー!」等の歴史を知っているだけに、肩身の狭い思いをするのである。














	
	そのパークの中にある、「WAR U」時代の潜水艦「ボウフィン号」に乗る。正式には「 U.S.S. ボウフィン潜水艦博物館」という。
	もちろん動いてはいないが、海の上に浮かんでいる。去る大戦で大活躍したNAVYの潜水艦である。陸地から潜水艦の船首にかけて橋桁
	がかけてあり、そこから潜水艦の上へわたる。デッキから潜水艦の中へ入る。中は勿論狭いが、結構精密に作られているのでビックリ
	した。船首の魚雷室を見る。どでかい魚雷が何本も横たわっていて、こんなものを食らったら、そこそこの船でもひとたまりもあるま
	いと思える。
	司令塔から船長室、水兵室、動力室と、船首から船尾まで一通り見れるようになっている。途中、監視のオバサンが(これも東洋系の
	人)立っていて、写真を撮っていないか、何かかっぱらっていないかチェツクしている。このパークは無料だが、公園へ入るときに荷
	物いっさいを預けさせられる。勿論撮影禁止なので、カメラも預けなければならない。潜水艦の中など初めて見るので非常におもしろ
	かったが、写真を撮れなかったのは残念だ。しかしアメリカ人にも私のようなのがいて、こっそり持ち込んだカメラで写しているやつ
	がいる。博物館の中で、子供を大砲にまたがらせて堂々とフラッシュを炊いているやつもいたので、カメラを預けたことを後悔した。
	日米摩擦を恐れて注意書きに従ってしまったが、いつものように持ち込めばよかった。しばし真珠湾を眺めて感慨にふける。
	海を挟んでパークの向こう側に、「アリゾナ記念館」「ミズーリ号記念館」が見えているが、もう歩き疲れて湾の向こうまで行く気が
	しないので、ここからまた1時間かけてワイキキ・ビーチまで引き返す。
	
「ザ・バス」は車内で2.5ドルの現金を払うがおつりが出ない。勿論日本のバスのように両替機なども付いていない。従って乗客は あらかじめ釣り銭のいらないように準備しておかなければならないのだが、ワイキキへ戻るとき、隣で待っていた米国人の老夫婦が10 ドルしか持っていなくて我々に「両替できないか?」と聞いてきた。我々も二人分5ドルしか無かったので、ミズーリから来たこの老 夫婦と4人で10ドル払うことにして、5ドルを老夫婦に渡した。この夫婦はハワイに一ヶ月滞在するのだそうだ。「ミズーリは寒く て寒くて」と、ハワイの暖かさにご満悦の様子だった。


	
	ホテルへ戻りしばし休憩。30分ほど寝たようだ。その間にwifeは風呂に入っていた。目が覚めて、wifeも風呂からあがったのでディ
	ナーへ行く。ガイドブックに載っている近くの「Wolfgang's Steakhouse」というステーキハウス。この店は、NewYorkで人気の高級ス
	テーキハウスで、アメリカが認定するA5ランクの最高級牛肉を使用している。そのハワイ店だ。アペタイザー、サラダ、リブステー
	キをオーダー。全部一人前しか注文しなかったが正解だった。wifeと二人でも十分すぎるほどの量だった。28日間熟成して旨みを引
	き出していると言うだけあって、口の中でとろける絶妙の旨みのステ−キだ。ハワイに行ったら是非一度食べてみる事をおすすめする。









上の写真少しボケてるが、真ん中が小泉純一郎氏である。本人はまだボケてないと思うけど(たぶん)。



	
	グレゴリーという兄ちゃんがサービスしてくれたが、「私の友人にもグレゴリーというのがいて、私はグレッグと呼んでいたが今ロス
	に住んでいて、祖父がロシア革命でモスクワから逃げてきたそうだ。ロシア人だった。」と言うと、「私もロスに住んでいた」と驚き、
	「私は、父方がイタリア、フランスの混血で、母方がチェコとxxxx(忘れた)の混血だ」と言う。「君こそコスモポリタンだ!」とい
	うと笑っていた。ワインも旨く、肉の焼具合もミディアムレアでちょうど良かった。大満足でホテルへ戻る。徒歩で5,6分だ。
	Wifeは即就寝。私は風呂に入りってからBed-in。昨夜の疲れ(時差ぼけ?)ですぐ寝入ったがPM11:00頃目覚めてこれを書いて
	いる。部屋は16Fだが町の喧噪はまだ続いている。午前零時をすぎて、やっとワイキキの浜辺から人もいなくなり、街も静かになっ
	た。



	
	<ザ・バス>
	ホノルルの交通は、「ザ・バス」という、2ドル半でオアフ島のどこにでも行けるバスと、トローリーの観光仕立てのバスとの2つが
	ある。鉄道は無い。トローリ・バスのほうは、レッドゾーン、ピンクゾーン、グリーンゾーンと3つの経路に分かれていて、距離によ
	って値段が違う。安いので、「ザ・バス」は観光客ばかりでなく地元の人もたくさん利用している。観光客は、アメリカ本土からのリ
	タイヤ組が圧倒的に多い。どちらを向いてもアメリカ人の爺さん・婆さん。それと老若男女の日本人観光客たち。一句できた。

	「憧れの ハワイ航路に来てみれば 今や本土の うば捨て山か」

	
	オアフ島ではザ・バスの他に、主に観光客向けに以下のような「ワイキキトロリー」と呼ばれるトロリー・バスがある。3つのルート
	に分かれていて、ルート毎に値段が違う。そのルートの中ならどこでおりてもいいようになっているようだが、少し高いので地元の人
	はあまり乗らないようである。


	
	尚このHPでの青字部分は、紀行と併行して書いていった日記をそのまま転記してあります。黒字は帰国後挿入したものです。
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