最新Newsに基づいてお届けする、現在日本で一番Hotな古代史年表!   ”ねつ造”の上高森遺跡から麦木晩田遺跡まで網羅した古代史へのみちしるべ。      






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年 代 時 代  社 会 ・ 文 化 ・ 遺 跡  関連HP・その他資料・解説






170万年前




日本オオカミの先祖?



東京都昭島市で日本オオカミの先祖とみられる動物の化石が発見された。
?万年前


日本列島に人(原人)が住み始める。
60万年前 上高森遺跡(宮城県)現時点における原人が残した最古の遺跡。きれいに並んだ石。知的・象徴的な世界を示す。 宮城県・上高森遺跡「約60万年前の日本最古の旧石器を発見」
平成7年10月、宮城県築館町にある旧石器時代の遺跡、上高森遺跡で見つか
った石器は、日本の人類史を塗り替える貴重な証拠品として、全国の注目を浴
びた。この石器を掘り当てたのが昭和25年、宮城県中新田町生まれの藤村新
一氏。発掘者仲間から「石器発見の神様」と呼ばれている。仙台育英高卒。
宮城県内の考古学愛好家らと50年に石器文化談話会、平成2年に東北旧石器
文化研究所を結成。日本最古の旧石器時代遺跡の発掘調査への貢献で平成7
年度第45回河北文化賞受賞。
13万年前 ナウマンゾウ(40万年前〜3万年前に生存)の化石などが多数発見。

馬場壇A遺跡(宮城県古川市)、中峰C遺跡(宮城県大和町)(約14〜37万年前)
 
10万年前 中期 袖原3遺跡(山形県花沢市)、中島山遺跡(宮城県色麻町) 10万年前、山脈を挟んだ異なる場所の2つの石器が同じ原石から作られていたことが
判明。出土した石器の写真
3万5千年前 辻田遺跡(北九州市)9万〜4万年前 出土した石器
3万年前 座散乱木遺跡(宮城県)4万3千〜3万3千年前  
立切遺跡(鹿児島県中種子町)
3万年前の大量の石器、炉跡が発見された。
調理用焼き石の礫群、焼土遺構、建物や杭らしい柱跡が出土。
2万5千年前

シベリアでマンモスのほぼ全身を発見 クローンに期待 99.12. Asahi.com
  広島大新キャンパス遺跡(広島県東広島市)
中期〜後期( 〜約2万2千年前)

鹿児島姶良カルデラ噴火,火山灰は東北にまで及ぶ。
翠鳥園遺跡(大阪府羽曳野市)新人のサヌカイト製石器製作跡。
住居遺構6棟、平地式住居の発見



出土した石器
  最終氷河期ピーク,海面が百数十メートル退行。
  白滝遺跡(北海道)
黒曜石の石器原産地遺跡。シベリアに運ばれたことも判明。120万点出土。
出土した石器
1万6千年前
B.C.14,000



青森で発見の土器が世界最古と判明 青森県蟹田町にある縄文草創期の大平山元遺跡で見つかった土器片が1万6500年前
に作られたものであることが、遺跡発掘団などにより明らかになった。 99.4.17 asahi.com
  鹿児島で旧石器時代(縄文早期)の住居跡見つかる。 日本最古の住居跡が鹿児島県指宿市で発見された。世界でも最古か?
  「港川人骨」(沖縄県具志頭村港川) 1万数千年前の化石人骨数体分が採集。
「港川人」は、「柳江人」(中国広西省出土;約4万年前の化石人骨)とよく似ている。
9千年前 栫ノ原(カコイノハラ)遺跡(鹿児島県加世田市)、奥ノ仁田(オクノニタ)遺跡(鹿児島県西之表市) (約1万2千年前) 定住生活の跡(丸ノミ型磨製石斧,石皿、磨石、石鏃などが発見された。)
有肩石斧の原始的形態のものが出土する。
B.C.7,000

 
  上野原遺跡(鹿児島県)日本最古(縄文時代早期:約9500年前)の大規模な集落遺跡。 住居跡46軒と蒸し焼き用炉跡が発見された。 西日本には殆どないとされていた縄文遺跡だが、鹿児島県から、しかも日本最古
の縄文集落が発見され、三内丸山遺跡に続いてまたまた古代史を塗り替えた。
弥生式土器に似た土器まで発見され、「縄文も西からか?」と騒がれている。
  鬼界カルデラ噴火。
中野B遺跡(北海道函館市) 500軒以上の縄文早期(7〜8000年前)の竪穴住居群。
栽培型のヒエの種子が発見された。定住生活の安定化。
6千年前
B.C.4,000
漆の使用始まる。木工技術が発達し、各地で丸木船が作られる。
気候が温暖化し海水面が上昇,海が内陸に入り現在の日本列島の形状が
形成される。(縄文海進)
 

 
5千年前 三内丸山遺跡(青森県)5千5百〜4千年前まで約1,500年間営まれた大規模な集落跡。 青森・三内丸山遺跡 従来の縄文観をことごとく書き換えた有名な縄文遺跡。
  北黄金貝塚。(北海道伊達市)(約5000年前) 意図的に壊された石皿やすり石を含む石敷きの作業場、池、水汲みの際の足場
などの「水場遺構」が発見される。祭祀遺構の可能性も? 
鯨骨製の「刀」も出土した。
B.C.3,000
各地で大規模な縄文集落成立。
 
新潟・長者ケ原遺跡       富山・不動堂遺跡
石川・チカモリ遺跡
4千年前 桜町遺跡(富山県小矢部市)
富山・桜町遺跡     建築部材が大量に出土。
「わたりあご仕口」と呼ばれる木組み跡の柱があった。
同じ手法が、後世奈良の法隆寺の建物にも使われている。
B.C.2,000

土偶・仮面・石刀などの祭祀が隆盛。
3千年前 奥三面遺跡群(新潟県朝日村)縄文期に「2000年集落」 新潟県朝日村三面地区のダム予定地で発掘調査が進む奥三面遺跡群に、少なくとも
2000年続いた縄文時代後―晩期の文化が存在していたことが、9日(98年10月)
までに明らかとなった。これまで最長とされた縄文前―中期の三内丸山遺跡(青森市)
の約1500年間を上回る。国内最古の「舗装道路」跡などが出土しているものの、
同遺跡群はダムの完成に伴って水没することになっており、惜しむ声が強い。
(asahi.comより転載) 発掘現場写真
B.C.1,000

九州北部に水耕稲作が伝わる。 佐賀県・菜畑遺跡
日本最古の水耕稲作。稲作以外に、野菜の栽培、家畜の飼育も行っていた。
紀元前    
B.C.300


鉄器使用始まる。
吉野ヶ里遺跡(佐賀県)
佐賀県・吉野ヶ里遺跡
  倭、百余国に別れ分立。楽浪郡と通交。
魏志倭人伝
  北九州に稲作定着し環濠でムラを囲む。
福岡・板付遺跡
B.C.200 北九州各地に王国。
吉武・高木遺跡(早良王国:福岡市)    野方遺跡(早良王国一部?:福岡市)
平原遺跡(伊都王国:福岡県前原市)
 
青銅器の製作始まる。

原の辻遺跡(長崎県)

日本最小の銅鐸が出土(滋賀・下鈎遺跡)


内外2重の環濠をめぐらした25平方qにおよぶ集落・港湾遺跡。

日本最小の小銅鐸(どうたく)が滋賀県栗太郡栗東町の下鈎(しもまがり)遺跡で
見つかった、と県教委が九日、発表した。通常の銅鐸を忠実に再現しており、関係
者は「古代の銅製品の使用や製造の変化を知る上で貴重な資料」と注目している。
弥生時代中期の集落の環濠(ごう)と推測される溝から見つかり、弥生時代中期後半
から後期ごろ(紀元前2―後3世紀)の製造とみられる。(asahi.comより転載)
写真と実測図
  平塚川添遺跡。6重の環濠をめぐらした大集落遺跡。楼閣を持った祭事建物も出現。 福岡県甘木市・平塚川添遺跡 佐賀の「吉野ヶ里遺跡」、壱岐の「原の辻遺跡」とともに、
北九州三大環濠遺跡。吉野ヶ里を発掘した佐賀県文化財課の高島忠平氏談。
「こんど北九州で何か出るとすれば甘木・朝倉地方だと思ってました。」
A.D.1
紀元後
池上曽根遺跡 環濠集落。 (大阪符)
近畿最大の掘立柱建物と一本刳り抜き井戸が出現。
池上曽根遺跡シンポジウム大型建物は倉庫かそれとも神殿か?
池上曽根遺跡・弥生まつり弥生人の「神」への概念の有無を巡って論議。     
  弥生集落、全国で営まれる。 大塚・歳勝土遺跡(横浜市)     綾羅木・郷遺跡(下関市)
田能遺跡(尼崎市)          加茂岩倉・神庭荒神谷遺跡(島根県斐川町、加茂街)
唐古・鍵遺跡(奈良県田原本町)  立岩遺跡(飯塚市)

登呂遺跡(静岡市)        名古屋・見晴台遺跡
山口・土井が浜遺跡        福岡・金隈遺跡
  小田原で弥生時代中期の大集落を確認 神奈川県小田原市教育委員会は98年3月7日、同市中里にある繊維工場跡地の発掘
調査で、弥生時代中期中葉(紀元前2世紀)の大集落跡が確認されたと発表した。
調査地から61の竪穴住居跡や500を超える土坑などが見つかった。また小田原で
はこれまで発見例のない瀬戸内海系の土器も出土した。瀬戸内東部から神奈川県にか
けてこれほどの遺跡が見つかっていないことから、発掘調査団長の戸田哲也・玉川大
講師は「瀬戸内地方に住んでいた弥生人が新天地を求め、舟で海を渡って、入植した
集落とみられる」と話している。中里遺跡は、酒匂川河口から2キロ上流。工場跡地
に大型店舗が進出するため、98年3月から発掘調査していた。集落跡は東西、南北
ともに250メートル。戸田団長は「今回の発掘で、稲作文化が、西から東へ海を渡
って伝わったケースがあることが、はっきりしたと思う」と話す。この遺跡から南東
に300メートルほど離れた場所からは、1993年の調査で、49基の方形周溝墓
が見つかっている。今回の発掘と合わせ、この地域の周辺に本格的な大規模集落があ
ったと推測されるという。(asahi.comより転載) 発掘現場写真
  弥生時代のおにぎり出現。 杉谷チャノバタケ遺跡(石川県鹿西町)紀元前後の弥生中期末の住居跡から見つかった。
日本最古の調理・加工された炭化米の塊。チマキ、魔よけの説もある。
  青銅器、九州で盛んに製造される。各地で工房跡。 須玖・岡本遺跡群(福岡県春日市)
  57 奴国王漢の光武帝より金印を賜る。
金印考と江戸時代の邪馬台国研究
  妻木晩田遺跡(鳥取県)
妻木晩田遺跡(鳥取県大江町・淀江町)
現在、日本最大の弥生遺跡。山陰に新たな王国か。
 
   
A.D.200 倭国内乱が続く 戦いの痕跡を残した人骨が、全国各地の弥生遺跡から出土する。
  卑弥呼「邪馬台国」の女王となる。


239 卑弥呼、魏に遣使を送る。

248 卑弥呼死す。

倭国再び乱れ、台与を女王となす。
    【この後邪馬台国が大和朝廷となるか?】
A.D.300

   
    前方後円墳出現
纏向遺跡(奈良県)
 
    箸墓古墳・桜井茶臼山古墳・メスリ山古墳(奈良県)奈良盆地に巨大前方後円墳
    391 倭国朝鮮進出、高句麗と戦う。
A.D.400   河内(大阪平野)に巨大前方後円墳がつくられる。 大阪府・仁徳天皇陵
    造山古墳(岡山県)
馬の普及 北九州に装飾古墳出現。
福岡県・王塚古墳
A.D.500   稲荷山古墳(埼玉県)江田船山古墳(熊本県) 熊本県・江田船山古墳
    538 百済から仏像・教典伝来。
A.D.600     607 法隆寺建立。
石舞台古墳(奈良県)
645 大化の改新。難波宮に遷都。
大阪府・難波宮跡
A.D.700


667 近江大津宮に遷都。
694 藤原京に遷都。藤原京跡(奈良県)上淀廃寺跡(鳥取県)
鳥取県・上淀廃寺跡
 


710 平城京に遷都。平城京跡。
741 国分寺・国分尼寺建立の詔。
奈良県・平城宮跡




年代 欧州の時代区分 日本の時代区分 地質区分 氷河区分

1万年
  前

1.5万
 年前

3万年
  前

10万年
  前
新石器時代 縄文時代 完新世 後氷期
中石器時代 中石器時代
晩期旧石器時代









ウルム
氷期





後期旧石器時代
前期旧石器時代

エエム
暖期


リス
氷期




測定法

測定可能範囲

測定対象

測  定  方  法

炭素14(14C)法 0〜6.5万年 有機物(貝,木片,骨など) 生物に含まれる放射性炭素(14C)の量を測定。精度粗。
鉛同位体元素法 0〜数億年 青銅製品 青銅金属に含まれる鉛の量を測定。精度中。
カリウム・アルゴン法 数10万年以上 火山灰,火山岩 岩石に含まれるカリウムの量を測定。精度中。
フィッション・トラック法 数万〜数億年 火山灰,黒曜石 ガラスや鉱物に含まれるウラン(238U)の自然核分裂でできた傷跡を測定。精度密。
熱ルミネッセンス法 0〜10数万年 土器,焼土,火山灰 放射線を受けた鉱物が発する蛍光の量を測定。精度密。
熱残留磁気年代測定法 0〜数十億年 磁鉄鉱や赤鉄鋼等 場所、時間により地時期の強さや方向が異なる事を応用した測定法。精度粗。
フッソ法 0〜数千年 骨の中に含まれているフッソの量を測定する事によって新旧を判断する。精度粗。
ウラン・トリウム法 0〜30数万年 鍾乳石,貝殻,化石骨 骨などに含まれるウラン(234U)の量を測定。精度中。
アミノ酸年代測定法 0〜数百万年 化石骨 蛋白質の中のアミノ酸がラセミ体に変化した度合いを測定。精度粗。
黒曜石水和層年代測定法 0.1〜2.5万年 黒曜石 風化によって表面にできた膜(水和層)の厚さを測定。精度粗。
古地磁気年代測定法 0〜数億年 現地の焼土や地層 磁気を持った鉱物に残る磁気の強さや方向を測定。熱残留磁気年代測定法と同手法。精度粗。
年輪年代法 数千年(木材の寿命による) 年輪を持った木材 年輪をパターン化。絶対年度が得られる。精度密。
プラントオパール分析法 数千年(栽培の有無を判定可 イネ科植物 イネ科植物に残るガラス質細胞の化石を分析。精度中。
残存脂肪分析法 数千年(脂肪酸を測定) 動物化石一般 脂肪酸を検出し、動物を特定できる。精度密。
DNA分析法 数万年(DNA配列を測定) 生物一般 遺伝子のDNA核酸(デオキシリボ核酸)の配列。精度密。
エネルギー分散型蛍光X線分析法 数千年(主に組成を測定) 土器一般 土器にX線を照射し反射する波長を測定。精度中。




 

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