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大和銀行・貨幣資料館
− 大阪市中央区安土町 −


大和銀行本店は大阪市のど真ん中を東西に横切っている本町通りと、かっては御堂筋よりも大阪のメインストリートだった堺筋との交差点に、 堂々たる白亜の殿堂を聳え立たせている。折からの金融不況で、本店売却とか他行との合併とかキナ臭い話が飛び交っているが、この貨幣資 料館は、本店から通り一つへだてた北側の別館ビルの中にある。目立たない看板が一つ出ているだけなので、毎日ここを通っているサラリー マンでも以外に知らない人が多い。中はそんなに広くないが、古代から現代に至る貨幣の歴史が、パネルや貨幣の実物・レプリカ等でうまく 説明してある。

貨幣は経済活動の基本である。古代には貨幣そのものは存在しなかったが(中国の貨銭は既に弥生前期の遺跡から発掘されている。)、その 概念はすでに芽生えていた。物々交換などは、貨幣を介在していないだけで流通の形態は現代と全く同じである。縄文時代、新潟県長者ケ原の ヒスイが北海道・九州のみならず朝鮮半島でも出土している事実を考えると「お金」とその価値の概念はすでに存在していたと見なしてもよい。
オジさんと若いかわいこちゃんのペアが応対してくれるが、あまり訪問者もいないのだろう歓迎してくれる。近くの人は是非訪問されたい。



 






 

 











 

  




千両箱はとても一人ではもちあがらない。盗人が肩に担いで屋根を行く
のは完全に創作だ。馬車でやっと運べるくらいの重さである。

 







 

  





	<お断り> 大和銀行は現在(平成16年1月1日)存在しません。近畿圏の2,3の銀行と合併して、
		   「りそな銀行」となりました。同時にこの資料館も現在閉館となったもようです。


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