この博物館の廻りは、国指定の縄文時代後期の貝塚・集落遺跡である「蜆塚遺跡」を含む史跡公園となっている。昭和61年 に、「蜆塚遺跡」発掘30年を記念して植樹が行われ、今は緑の森に囲まれた自然豊かな憩いの場となっている。犬を連れた 人々の格好の散歩コースである。この森は、縄文時代の植生を再現しようと、アラカシ、クヌギ、クリ、シイノキ、トチノ キ、オニグルミなどを選んで植えてある。実はこれらの植物はいずれも食糧になる実を付ける木々であり、その材木は各種 道具類の製作に縄文人達が好んで使用した植物なのである。縄文時代にもこれらの木々が同じ所に生えていたと推測される。 博物館では、これらの実が実った秋に収穫して「縄文クッキー作り」体験学習などを行っている。縄文人達もこんな森に囲 まれた住宅で生活していたと思うと、公園を歩く感慨もまたひとしおだ。
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開館時間 | 午前9時30分〜午後5時00分 |
休館日 | 月曜日、祝日、年末・年始 |
入館料 | 一般300円、高校生150円、小中学生100円 |
住所・TEL番号 | 〒432-8018 静岡県浜松市蜆塚4丁目22-1 TEL053-456-2208 |
交通案内 | JR浜松駅北口バスターミナルか2番ポールから遠州鉄道バス。「蜆塚・佐嶋台行き」で「博物館」下車、徒歩1分。 |
その他 | 「蜆塚遺跡」に隣接 |