上の2つの石造彫刻は、福岡県八女市の岩戸山古墳から出土したものとされており、石人の頭部と石靱の上半部である。 昭和15年に重要美術品に認定されている。石材は阿蘇溶結凝灰岩と呼ばれる鼠色の加工しやすい岩石で作られており、 赤の彩色がほどこされた跡が残っている。石人の頭部は高さ45cm、石靱の上半部は35cmである。
筒型銅器は古墳出土の青銅器の一種で、用途は石突或いは杖の頭、剣の取手などではないかと考えられているが、確か ではない。
上左の埴輪群は左から、出土地不詳、埼玉県熊谷市上中条出土、埼玉県熊谷市上中条出土、茨城県那珂郡東海村出土と それぞれ伝えられる。