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鳥取県立博物館
青谷上寺地遺跡展 鳥取市 2001.5.4


展示ケースに入った弥生人の脳。左は井上貴央・鳥取大教授=鳥取市東町2丁目の県立博物館で

●弥生人の脳公開 きょうから県立博物館 青谷上寺地遺跡の速報展 <2001.4.24 asahi.com>

 全国で初めて見つかった弥生時代の人の脳をはじめ、青谷上寺地遺跡(青谷町青谷)の出土品を披露する速報展が24日から、鳥取市東町2丁目の県立博物館で開かれる。入館料は一般180円、高校生90円、小中学生60円。5月20日まで。
 展示される脳は見つかった3体のうちの1つで、重さ約230グラム。脳が残っていた頭骨の形などから、持ち主は現代人の年齢で30代から40代の男性と推定されている。別の脳が残っていた頭骨とともに、内部を零度近くに保つ特注の展示ケースに入れられている。速報展ではこのほか、額に殺傷痕のある頭骨や金属製の武器が刺さった骨盤、結核を患った影響で変形したと見られる背骨、木製品、骨角器など約190点が展示される。
 脳を発見し、分析に当たっている鳥取大医学部の井上貴央教授は「脳については公開できる機会が限られるので期間中に足を運んでもらいたい」と呼びかけている。29日午後1時半から、同館講堂で同教授による記念講演がある。(4/24)



 






鳥取県青谷町の青谷上寺地遺跡で出土した弥生人の脳が、鳥取市の県立博物館で公開された。今回公開されたのは、発見された3つの脳のうち、「脳1」と名付けられた30代〜50代とみられる男性のもの。握り拳2つ大で、色はやや黒ずんだ肌色、しわもくっきり残っている。保存の関係で今後の公開は計画されておらず、貴重な機会となる。大脳の左右前頭葉部分で10センチ×8センチ×4.5センチ大。重さ約230グラム。全体の5分の1程度が残っている。脳が残っていた別の頭がい骨(壮年女性)と一緒に、果実を保存する氷温技術を応用した特注の氷温ケースで展示されている。
速報展には、脳のほか殺傷痕やカリエスのある人骨、人や動物の糞の化石「糞石(ふんせき)」、琴や窓、炭化した米、鍬(くわ)、蓋(ふた)など木製品、木の柄が付いたまま発見された鉄斧(てっぷ)などの鉄器・金属器類、結合式のヤス、卜骨(ぼっこつ)、櫛(くし)などの骨角器、弥生時代の絹など合わせて約190点を展示している。連休中だからか、訪れる人は多く、連日盛況のようである。









 














	下の脊椎(せきつい)カリエスで変形した背骨などは、弥生人が結核にかかって苦しんでいた様子がうかがえる。縄文人の
	骨からは見つかっていないので、結核の侵入ルートを解明する上で貴重な症例になるかもしれない。



 

 





 

 

 

 

 







 





 



 



 

 

 

 

 



 





常設展示場は時間が無く殆ど見れなかった。太古の部屋から入りかけたら、
「いのうえさぁん、行くでぇ〜」と声が掛かり、はい、さようなら。

 






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