Music: 花




Senoku-hakkokan in kyoto-shi Shishigatani
2011.4.7 Saturday

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	桜真っ盛りの京都へ、歴史倶楽部新参者の大隈君を誘って出かけてきた。私が前からずっと行きたかった「泉屋博古館」で、大隈君
	を驚かせようとしたのである。その居並ぶ青銅器たちには、さぞ大隈君は腰を抜かすに違いないと思ったのだが、驚いたのは私の方
	だった。話には聞いていたがこの量は何だ! すさまじい数の青銅器コレクションである。心底驚いた。
	以前天理の「天理参考館」に行った時にもその収蔵物の多さには驚いたが、あっちは宗教団体が母体で、全世界に派遣された布教stuff
	が買いあさっているので理解できる。しかしここは一財閥の好事家が殆ど一人で収集したのである。金があるとはこういう事か、と
	妙に納得させられた。泉屋(せんおく)とは妙な名前だが元々は(いずみや)である。住友の元々の屋号が泉屋(いずみや)なのだ。

	そういう訳で、このHPを全編見るには相当な時間を必要とするが(HP化にも8ケ月かかった)、同じく好事家のあなたなら耐え
	られると思う。「よくぞ集めたり!」と感心する。



阪急電車「四条河原町」で待ち合わせて、二人とも運動不足なので東山まで歩いて行く事にした。ま、30分あれば行けるだろう。



高瀬川に掛かる桜もまさに満開である。







瑞泉寺、佐久間象山遭難の碑から、熊野神社を抜けて、我々の共通の友人「岡崎」君の神社があったので寄ることにした。











拝殿前の狛犬はなんと兎だった。今年の干支は確かに兎だが、とすると来年は龍がいるんだろうか? それともここは兎と訳ありかな。



岡崎神社から15分ほどで泉屋博古館に到着。道を聞きながらブラブラ来たので45分くらい掛かってしまった。




泉屋博古館
住友が集めた、「中国古代・青銅器」の宝庫
2011.4.7(土曜日)































エントランスのVideoは、収蔵物の紹介を流している。





青銅鐘のレプリカが置いてあって、敲いて音色を聞けるようになっている。


以下はここで貰った青銅器の種別解説表。見学にめちゃ便利だ。











	
	入口の壁にも、青銅器についての理解を助ける資料が掲示してある。リタイヤした、我々と同年代の学芸員の方がつきっきりで案内
	してくれた。我々と同じく福岡県出身だそうで話しが弾んだ。住友関係の会社を最近リタイアし、ボランティアで解説を引き受けて
	おられるとの事。「写真撮ってもかまいませんか?」「どうぞ、どうぞ、幾らでも。」
	京都大学名誉教授の樋口隆康氏は、以前ここの館長だったと思うが、今でも90歳を越えたのにご自分で車を運転して毎日ここへか
	よって来ているそうである。





	
	さぁそれでは、ごユックリ展示をご覧ください。室内に掲示してあるものを除き、解説は一切ありません。ただただ写真の羅列です。
	驚きますよ。しかし、何と言っても現地へ行って本物を見るに越したことはありません。お近くの方、或いは青銅器が好きな方は、
	是非一度ここへ来られる事をお薦めします。





















特別展もやっていたが、こちらは写真撮影は遠慮した。まホントは、デジカメの電池が無くなったんだけど。





	
	一ヶ月後に開催された上記の講演会にも大隈君と参加して、また写真を撮りまくったのだが、もう編集作業にも疲れたので、また思い
	だした頃「続編」として掲示したいと思う。長時間お付き合い頂いてありがとうございました。

	しっこいようですが、こういうものは現物を見るのが一番ですよ。可能な方は是非、ここへ足を運ばれるよう強くリコメンドします。
	訪問して損はしません。




邪馬台国大研究・ホームページ 博物館めぐり / 泉屋博古館