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大塚古墳


	
	御獅子塚古墳の、道路を隔ててすぐ前にこの古墳がある。直経36m、三段築成の大型の円墳。

 





公園入り口にある石碑の表(上)と裏(下)。





 
	
	央主体部の粘土郭に囲まれた長さ6.7mの大型の割竹形木棺からは銅鏡の他、刀・剣・盾・甲冑などの武具が出土した。
	鏡はイ方製の方格規矩獣文鏡、甲冑は長板革綴短甲1,三角板革綴襟付短甲1、三角板革綴衝角付冑2であり、その他頸鎧
	(あかべよろい)、肩鎧も検出されている。




	写真上、中央に木棺が埋まっていた部分をタイルで表示してある。円墳の真ん中に2つ葬ったのだ。


	東側の主体部は、中央部が盗掘されていたが、石製の束を持つ短剣・鉄鏃などの武器類、鍬・鎌・斧などの農耕具が出土し、
	西側の主体部はその殆どが流出していたが、多量の玉類のほか、刀・銅鏃が検出された。また、墳丘には円筒埴輪がめぐら
	されていたことや、周濠の一部も確認された。築造の時期は5世紀前半頃と考えられる。

 

かってはこの古墳の北西方向に「小塚古墳」と呼ばれる方墳があったことが知られている。


 

円墳の頂上から、先ほど見てきた御獅子塚古墳が見える(上右)。

 

公園の西の端に、大塚古墳から出土した桂甲のレプリカが作ってある。

 







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