真の継体天皇陵である可能性が高い「今城塚古墳」にハニワを供給していた埴輪製作所の跡が発見されている。 宮内庁管轄の継体天皇陵をめぐった後、歴史倶楽部のメンバーはここで昼食を取り窯の跡などを見学した。
驚くことに、この遺跡公園はマンション群のど真ん中にある。古代の窯の跡だけを残して開発されまくっている。 「古代」と「現代」の取り合わせが何とも言えない。
池は古代からあった。池のほとりに、今城塚古墳から出土したハニワのレプリカが並んでいる。 よくまぁこんな大きなものを、と思ってしまう。
遠くにトタン屋根の煙突みたいなものが見えているなと思っていたら、「ハニワ工房館」という古代の窯を そのまま保存した遺跡だった。
このハニワ工場で生産された埴輪は今城塚古墳のみならず、広く近畿一円に供給されていた可能性がある。 窯の数も多く、もしかしたら関東や西国にも運ばれていたのかもしれない。
この後メンバーは車で安満宮山古墳を訪ねた。「青龍三年」銘の神獣鏡を出土し有名になった古墳時代前期 (中期?)の古墳である。